出版社内容情報
この本は,長年,生命現象の謎をさぐってきた一生化学者が,愛する母のぼけ,そして死に直面し,改めて生命の不思議さについて自問自答した結果をまとめたものである。生命とはなんだろう? 生きているとはどういうことなのか? 愛情は化学式で表わせるのか? 生命の日常的な営みの背後にある,奥深い秘密に思いを馳せた一冊。
内容説明
愛する母の「死の瞬間」に立ち会った生化学者が、生命の営みの背後にある秘密に思いを馳せた。「生きている」とはどういうことなのか?
目次
1 生命の不思議さ
2 生命を支えるもの
3 からだの中の工場
4 よそものはだめ
5 血液は流れている
6 永遠の命
7 不老長寿の夢