出版社内容情報
《内容》 千数百グラムの脳という名の小宇宙の中に,人間が透けてみえてくる――私たちの精神や行動のすべてを支配する脳の謎は,いまどこまでわかったのか? 脳の正体を求めて,探検の旅に出る。コーヒーやアルコールなどの身近な話題から,脳内麻薬物質,記憶や学習,ぼけの話まで,脳に急接近する。好評を博した新聞連載を一冊に収録。
内容説明
私たちの精神の働きと行動をつかさどる脳。神秘のベールにつつまれていた脳。その脳の謎解きが、いま、科学者によって急ピッチで進められている。この本は、日本各地の脳研究者多数を一人の科学記者が直接取材してまとめた、脳科学最前線の記録である。脳研究者の最新の成果を紹介するのみならず、今後の脳研究の見通しと考え方を聞き出すことに成功している。
目次
プロローグ 神秘のシャワー―“イブからアダム”に変化
気分を変える物質
脳の柔軟性
心と体の司令塔
病気とのかかわり
エピローグ 研究の今後―尽きぬ知的欲求の追究