出版社内容情報
この本は,地球という惑星を舞台に展開された「40億年の生命進化」のシナリオを,生化学者の〝眼〟から描こうと試みたものである。とりわけ,化石的記録のとぼしいカンブリア紀以前の「空白の35億年」に分子生物学の知見を駆使して迫っていく。生命の起源,原核生物から真核生物へ至る分子進化や代謝系の進化を詳述しており,生命の本質的理解に迫る意欲作。
内容説明
本書は、分子生物学の発展を背景に、膨大なデータを駆使して、「空白の35億年」の生命進化の歴史を埋めようとする。生命系誕生にいたる化学進化、その後の原核生物、真核生物にいたる分子進化、代謝系の進化、細胞進化についてくわしく論じている。
目次
1 最初の1億年(どこをみるべきか?何を探究すべきか?;鋳型情報 ほか)
2 生命の発生(原始細胞の進化;原始代謝 ほか)
3 細菌(新しい遺伝子;運動性と化学走性 ほか)
4 真核生物(核の進化;多細胞生物の進化 ほか)
5 種(遺伝的隔離;断続進化と漸進進化 ほか)
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