出版社内容情報
脳の記憶と学習のメカニズムを知ることに一生の夢をかけた,世界的に著名な大脳生理学者の最初で最後の著作。記憶と学習の基礎にある,驚異的な脳の柔軟性(可塑性)について解説し,脳がもつ限りなき能力の秘密に迫る。日航機墜落事故で犠牲となった著者による最後のメッセージであり,脳と心をめぐる数々のロマンの展開と貴重な示唆が読み取れる。
内容説明
記憶と学習のメカニズムを知ることに一生を捧げた大脳生理学者の最後のメッセージ。記憶の基礎にある、驚異的な脳の柔軟性を解説。
目次
第1章 脳の可塑性とはなにか
第2章 記憶の座をもとめて
第3章 神経回路はどのようにしてつくられるか
第4章 記憶の分子説とシナプス説
第5章 感覚・運動回路の可塑性
第6章 動物の記憶とヒトの記憶
第7章 三つの記憶システム