出版社内容情報
我々の日常的・経験的知識と科学的知識の間には本質的な違いはないとする「科学的実在論」の立場から、心の科学に新たな哲学的枠組みを与える。
ポール・M.チャーチランド:1942年生まれ。ピッツバーグ大学で学ぶ。現在はカリフォルニア大学教授(哲学)。
村上陽一郎:1936年生まれ。1962年東京大学教養学部卒。現在、国際基督教大学客員教授、東京大学名誉教授。
信原幸弘:1954年生まれ。1977年東京大学教養学部卒。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。
小林傳司:1954年生まれ。1978年京都大学理学部卒。現在、大阪大学教授。
内容説明
本書は多くの点で心についての常識をおびやかし、論理的でかつ思いがけない結論を導き出す。知的に面白いゲームを楽しんだ、という読後感も与えてくれる一冊である。
目次
第1章 序論(科学的実在論の視野)
第2章 知覚の可塑性(観察述語の意味論;感覚情報の概念的利用;知覚意識の拡大;測定器具に基づく論証;いくつかの帰結)
第3章 理解の可塑性(分析的/総合的の区別;意味と理解;翻訳―いくつかの対立する見解;伝達と共約可能性;理論間還元と概念の進歩)
第4章 我々の自己概念と心/身問題(他人の心についての知識;自己知―予備的概観;P-理論の異質性;心/身問題;内観的意識の拡張)
第5章 文による認識論と認識機関についての自然科学(規範的認識論―問題状況の展望;正統認識論における文の運動学;連続性―初期段階の問題;ISAアプローチの貧困;他の地平)
著者等紹介
チャーチランド,ポール・M.[チャーチランド,ポールM.][Churchland,Paul M.]
1942年生まれ。ピッツバーグ大学で学ぶ。カナダのマニトバ大学を経て、現在はカリフォルニア大学教授(哲学)。今日の脳科学と哲学の接点を追及する哲学者として知られる
村上陽一郎[ムラカミヨウイチロウ]
1936年生まれ。1962年東京大学教養学部卒。現在、国際基督教大学客員教授、東京大学名誉教授
信原幸弘[ノブハラユキヒロ]
1954年生まれ。1977年東京大学教養学部卒。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授
小林傳司[コバヤシタダシ]
1954年生まれ。1978年京都大学理学部卒。現在、大阪大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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roughfractus02
雨野
ヘンリー八世が馬上試合で死んだことは内緒
ppp
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