• ポイントキャンペーン

文化人類学叢書
聖書の構造分析

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314004350
  • NDC分類 193.04
  • Cコード C1330

出版社内容情報

【2006年書物復権】にて復刊いたしました。
イギリスを代表する社会人類学者である著者が、『神話としての創世記』の中でとりあげた問題の延長線上に本書は位置している。聖書神話の分析に人類学的手法を適用し、独創的かつ刺激的な洞察にとんだ五篇の論文から成る。また、付録という形で、構造主義的分析方法とは何かを簡潔に述べたエイコック氏の二論文も併せて収めている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そんれい

11
社会人類学者であるリーチによる聖書神話の構造分析。「この構造分析で明確にしようとしているものは、初代キリスト教会の神父たちは当然視していたが、聖書を読む後代の人々の多くには認識できないコード化されたパターンなのだ」と著者はいう。聖書の知識がかなりないと切り取った一部しか理解できない。2020/12/12

roughfractus02

8
語り手と読み手が織りなす物語要素が広範で深い信仰を作り出してきた聖書には、人間が作り出す線状の時間意識や語り手が背負う歴史と世界観の共有が含まれる。が、他の宗教の語り手の世界観を複数知る人類学者が聖書を読むと、語り手と読み手が作り出す物語のエピソード的要素や時間系列、語り手の生きた世界の背景を超えた構造を通して、多数のパターンが夢のように蠢いていることがわかる。歴史と構造を背反させ、人間の認識を前提とした物語の排除が批判される本書だが、人間の認識次元では見えない宗教を生み出すヒトなる生き物の無意識に迫る。2024/03/31

k3030t

1
文化人類学のレポートとして読んだ。聖書に精通し、なおかつ構造分析に長けている人向けであろう。 僕みたいな一介の学生が読むものではない。 夏休みが潰れた。2010/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/668336
  • ご注意事項

最近チェックした商品