内容説明
悲運の智将この一戦に賭ける!“真田日本一の兵”と畏怖させた、知略に満ちた戦いと爽快な生き方を描いた書き下ろし長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
橘 由芽
11
前年の大河ドラマ真田丸はいまだ記憶に新しいところ。旗印に染め抜かれた六文銭は三途の川の渡し賃。「三途の川を渡る覚悟のできている我々にさあ、かかってこい!」という真田の真骨頂。自分の持ち場では常に天下の徳川に勝利している。それなのに無能な上層部のせいで全体としては負けてしまう宿命の真田。あとがきで著者もたまらないと述べていますが、勝ち目はないと悟りながら己のラスト人生を飾ろうという心意気に真田ファンはしびれるのです!2017/09/17
りんふぁ
1
大坂夏の陣前から話が始まるので、幸村晩年になるのかな。真田丸の戦は見事だけど、最後を駆け足で見る感じ。読みやすく悪くはないが、もっと前から読んでみたいな。2016/04/13
かーだ
0
(たぶん)かなりめずらしい超ネガティブな幸村。ストーリー進行とポイントはオーソドックスなだけに、「幸村だって人間だしねー」と「こんな幸村ないわ~」で二分されそうです。2011/05/14