内容説明
マリナーズのイチロー、ヤンキースの松井、ドジャースの野茂…、当たり前のように流される日本人メジャーリーガーのニュース。スーパースターの相次ぐ海外流出に追いつめられる日本のプロ野球。数年前、現在の野球界の日常をどれほど想像できただろうか?「プロ野球の危機」がメディアで声高に叫ばれるも、その打開策が何もなされない中、巨人への一極集中は相も変わらず、現実は想像以上のスピードで変化している。未来へ向けてプロ野球が生き残るために、いまできることは何なのか。
目次
ON対決に時代の終焉を感じた第1章 プロ野球新世紀の到来―2000~01・オフシーズン
イチロー渡米に夢を託した第2章 ベースボールの未来予想図―2001年・ペナント前半
いてまえ打線の爆発に驚いた第3章 ドメスティックとワールドワイド―2001年・ペナント後半
長嶋茂雄の退任を歓迎する第4章 巨人という名の柵―2001~02・オフシーズン
星野阪神VS原巨人に胸躍らせた第5章 新たなる伝統のカタチ―2002年・ペナント前半
カブレラ騒動に矛盾を感じた第6章 ニッポン野球の現状と限界―2002年・ペナント後半
松井秀喜にエールを贈る第7章 インディペンデンス・デイ―2002~03・オフシーズン
著者等紹介
石田雄太[イシダユウタ]
1964年、愛知県に生まれる。青山学院大学文学部卒業後、NHKに入局し、「サンデースポーツ」などでディレクターを務める。その後、スポーツ・ジャーナリストとして独立し、「週刊ベースボール」「Number」をはじめとする雑誌、新聞への執筆、スポーツ番組の構成・演出など精力的な活動を続けている
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