内容説明
生命と環境を大切にする「水の思想」と「農の原理」。農業水利の綿密なフィールドワークをとおして、新しい水の秩序と永続可能な農業システムが構築される。
目次
第1章 日本人の水意識
第2章 水と大地と農業―比較農業水利構造論の提唱
第3章 「大地改造型」の農業水利構造
第4章 近代化と農業水利
第5章 大規模河川灌漑の農業水利―安曇川中下流域を対象として
第6章 水不足地帯の農業水利―淡路島を事例として
第7章 大規模畑地灌漑と地域営農システム―長野県伊那西部農業開発事業の場合
第8章 集団的土地利用と小規模畑地灌漑―丹後地方の砂丘地農業を対象として
第9章 低湿地帯の農業水利と水質保全
第10章 近代化と“農”の論理