内容説明
比例代表制、消費税、政治改革、日米構造協議、etc…。ふだん新聞・テレビなどで見聞きする“政治の話”をとりあげその“政治の話”のウソを小気味よいタッチで明らかにしていく。マスコミ報道のウラがわかる本。
目次
第1部 「政治三流国」の政党政治(デタラメな用語では現代政治は語れない;日本的“自由主義”は世界に通用しない;四つの政治勢力の相互関係を認識せよ;保守・自由を“雑居”させる自民党の不合理 ほか)
第2部 選挙論議にみる日本的特殊性(選挙制度論議は嘆かわしいばかりの低レベル;議会政治の発展を願い美濃部は比例代表制を主張;「人」より「党」で選ぶほうがメリットは大きい;存在理由の曖昧な参議院では定数論議の混乱も当然 ほか)
第3部 “世界の常識”が通用しない「連合」論(連合理論のイロハでつまずく“万年野党”;世論と無関係な自民・派閥連合;連合政治では単純な「数の論理」は通用しない;連合政治は「西ドイツを見よ!」 ほか)
第4部 「三流政治」脱出の特効薬はこれだ(「三流政治」は「三流政治家・有権者」の反映ではない;タテマエ論を排し、実情に応じた改革を!;安直すぎる政治制度の“改革”論議を憂える;政党の再編成で政治に競争を! ほか)