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内容説明
「私は死なぬ。あの父を超えてやる」。織田信長の次男・信雄は、信長の伊勢攻略のため、名門・北畠家へと養子に出される。信長の命ずるまま養父北畠具教を殺し、結果が全ての峻厳苛烈な信長に認められるため、二度にわたる織田軍と伊賀忍者との全面決戦(天正伊賀の乱)に突入していく…。狂気の父・織田信長、父以上の養父・北畠具教、心の父・明智光秀。三人の父との相剋と琴瑟。孤独な戦いの果てに信雄がみたものとは。
著者等紹介
鈴木輝一郎[スズキキイチロウ]
1960(昭和35)年岐阜県生まれ。1991年『情断!』でデビュー。1994年「めんどうみてあげるね」(『新宿職安前託老所』所収)で第四十七回日本推理作家協会賞を受賞。日本推理作家協会会員、日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ふくろう男爵
3
あまりスポットの当たることのない織田信雄が主人公でテーマは良かったが、少しフィクション色が強め。本能寺の変後も、信雄には波乱万丈の人生が待っているので、その後も書いてほしかった。2014/02/16
BIN
3
織田信雄の半生を描いた作品。長篠の戦い~本能寺の変までであるが、大半は伊賀攻略。サブタイトルの「狂気の父を敬え」というのが微妙。畏怖しているだけだった。唯一心を許せるのが蝋燭というのが泣ける。光秀との共謀は良い。どうせならこの設定を活かせたまま、本能寺の変後も欲しかったところか(史実と異なりそうだから難しいか)。2013/03/13
愛敬 史
2
凡庸な武将のイメージが強い信長の次男・織田信雄が主人公の小説。魔王のごとき父・信長に畏怖し、心の父親を求め続ける彼は本当に凡庸な武将であったのか。最後の信雄の後ろ向きな決意のセリフに彼の孤独を感じずにはいられなかった。2015/01/18




