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内容説明
土佐・北川郷に生まれ、幼くして四書五経を学び、鏡新明智流武市半平太の高弟である剣術が土佐随一を自他共に認める腕前の慎太郎は、土佐脱藩後、長州三田尻招賢閣を拠点として長州・京都間を東奔西走する。禁門戦争、馬関戦争への参加などをとおして、日本が歩む道を見定め、高杉晋作、久坂玄瑞、公家、商人たちと共に新しい日本の維新回天に命を賭けた幕末の快男児中岡慎太郎を描く。
著者等紹介
堀和久[ホリカズヒサ]
1931年福岡県北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科中退。浅草フランス座の宣伝部員、シナリオライター、映像ディレクター等を経て、昭和52年、歴史小説『享保貢象始末』でオール読物新人賞、平成6年、『長い道程』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
19
★★★☆下巻へ2014/04/15
DSS
3
★☆☆☆☆ 読みにくい。言葉の説明もない。攘夷とはなにか,そんな説明がないから読みにくい。 情景の説明がないし背景も分からない。 面白くないなぁ。 ろくな本がないのが中岡慎太郎が有名になれない理由かもしれない。 坂本龍馬は「竜馬がゆく」でウソばっかり書いて有名になった。中岡慎太郎にはそれがない。面白い本がない。 2021/12/21
蔦屋重三郎そっくりおじさん・寺
2
中岡さんの脱藩から始まる過激派旅日記。揉め事の最前線近くにいつも居るのに、何故か地味(笑)。2011/09/03
えぬ氏もわるよのぉ
1
中岡慎太郎というと、世間一般の認識は、坂本龍馬と一緒に殺された人という程度でしかないのではないか。薩長同盟締結では龍馬より奔走したといわれているのに不公平な話である。その中岡慎太郎を主人公にした小説。小説だから、どこまで史実かはわからないが、龍馬とは全く別ルートで志士として悪戦苦闘していたことがわかる。龍馬とは、もともとはそんなに仲がよくなかったというのも面白い設定だ。2019/05/05