- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 歴史
- > 学陽書房(人物・教養)
内容説明
「あの男に一度、百万の軍勢を采配させてみたかった」天下人豊臣秀吉に知略と軍才を高くかわれ、そう言わしめた魅力溢れる戦国一の勇将「大谷刑部吉継」。関東、奥羽、朝鮮など各地で骨身を削りながら見事な活躍を続ける。慶長五年関ヶ原。生涯の盟友・石田三成とともに戦国末期を鮮やかに照らし続けた男が最後の輝きを放とうとしていた…。知勇兼備の名将の魅力を描く傑作小説。
著者等紹介
山元泰生[ヤマモトタイセイ]
1941(昭和16)年朝鮮・京城(現在のソウル)生まれ。出版社に編集者として勤務ののちライターに転じ、広く新聞・雑誌で、国際問題、社会事件、歴史人物などの取材・執筆を重ねる。日本ペンクラブ会員、日本モンゴル情報センター主宰者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
2
軍事、政治、外交すべて卒なくこなし、人望溢れ、病に冒され義に殉じた漢、大谷吉継を描いた作品。器用貧乏なため、敦賀5万7千石て吉継の功績に対しては低いなと思っていたら、加増されて20万石の大名になりかけていたとは知らなんだ。メインの関ヶ原だけじゃなく、奥州も朝鮮出兵もよく書かれており、今まで読んだ大谷吉継ものの中では一番良い出来かな。判官贔屓なところもあり、こういう友情や忠義、恩義に殉じた人物が大好きです。2013/06/05
長南 徹
1
義の人であり、最後の最後まで石田三成を裏切らなかった。病に侵されながらも最後まで戦い抜いた姿勢は、まさしく日本人的である。大河ドラマで取り上げてほしいです。2019/02/09
Manabu Taira
1
とても、面白かったですね~。余り、目立つ存在ではないのですが、秀吉が三成同様、もっとも頼りにしていた人物だと・・・。2014/04/16
もだんたいむす
0
2013.10.23 読了2013/10/23
げんげ
0
歴史的な本をちゃんと読むのは初めてで最初は読み進むのが難しかったですが、大谷吉継の人柄や考え方にとても惹かれ、中間からはスイスイと読み進むことが出来ました。2014/11/06