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内容説明
「月よ、われに七難八苦を与えたまえ」悲願である「尼子家再興」を志す勇将山中鹿介は、あらゆる苦難に屈しないことを月に向かって誓う。毛利の大軍に囲まれた上月城でひたすらに信長からの援軍を待つ鹿介に届いたのは苛烈な悲報であった…。絶望の中でさえなお一途に一筋の光明を求めた人間たちの不屈の闘志と美しい心情を描いた傑作長編小説。
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年、東京生まれ。第四三回芥川賞候補。日本文芸家協会・日本推理作家協会会員。東京都広報室長、企画調整室長、政策室長をつとめ、1979年に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ue3104
3
山中鹿介の主家・尼子家への一途な忠誠心。再興のために、自身が七難八苦を乗り越える覚悟を持って、完全と苦難に立ち向かう姿は、ザ・戦国武将という感じがして気持ちよかった。名前が残っていないだけで、他にもこういう武将はたくさんいたんじゃないかと思う。 命より大切なものがあるってことを感じさせられた。2019/09/20
もりり
1
久しぶりの再読。これくらい一つの志を持って生きていけたらかっこいいと思う。 鹿介の上月城以前の人生ももう少し詳しく知りたいと思った。 やっぱり童門さんの本は読みやすいし話が司馬遼太郎より分かりやすい。2018/04/08
よっ!
1
上月城の戦いから、毛利家にとらわれて処刑されるまでを描いている。山中鹿介という人物を掘り下げてというには、短すぎる。★★☆☆☆2012/11/19
ORANGETTE
0
★★★★☆2015/05/18
ゆきむら
0
一途な山中鹿之助が、好きです 。