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内容説明
圧倒的な敵を前に人は一体何ができるのか?武田家の滅亡、信長の横死、北条軍、徳川軍の来襲…。幾度の真田家存続の危機を乗り越える真田昌幸。父から受け継いだ知略と持ち前の天才的用兵術で覇王家康を震撼せしめた真田幸村の激闘。戦国に輝く真田一族の矜持を描いた傑作長編小説。
著者等紹介
松永義弘[マツナガヨシヒロ]
1928年、佐賀県生まれ。日本大学法文学部史学科卒業。日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
6
積読本の中にあったので読み始めたら、なんかどこかで読んだ気がと思っていると同著者の「真田一族の陰謀」と同じ内容でした(たぶん)。昌幸の表裏比興ぷりや幸村の大阪夏の陣の表現がしょぼく、面白みを限りなく駄目にしている。読みやすいには読みやすいのだが残念。2019/04/27
ウチケン
5
本棚の隅から再読。全然覚えていなかった(笑)ので新鮮な気持ちで読めた筈だが、忘れてしまったのも納得のつまらなさでもあった。歴史小説ではなく、十勇士の名こそ使われなくても佐助&才蔵のtwo topをはじめとするお馴染みの面々も活躍する時代小説。一冊完結なので十勇士其れ其れの活躍の場が少ないのが印象の薄さの要因だが、それに加え巨編『真田太平記』の後に読むには辛過ぎた。それでも、最近公開された映画に大河ドラマの配役をプラスして楽しんでみました。大坂の陣に話を絞った方が面白いんだろうな。2016/10/10
OKKO (o▽n)v 終活中
2
2016年大河ドラマ『真田丸』オンエア中に楽勝で読み終えるはずが、大河ドラマのストーリーがあまりにうますぎ、本書がどーしようーもなく思えて思えて……とにかくケリ ◆「人物文庫」全体にいえることだが、あまりに「あらすじのみ」な展開で、登場人物を全く描ききっていないのだ。「ぜんぜん知らない人をざっくり知る」以外の目的では読めないな ◆とはいえ、2016年1月の時点では真田一族についてちゃんと知らなかった私が本書を「つまらん」だの「薄っぺら」だのと言えるようになったのは、『真田丸』見てるうちに進歩したってことだ2017/01/12