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内容説明
数々の合戦で神がかり的強さを発揮した軍神上杉謙信。謙信の薫陶を受け、その遺志を景勝とともに受け継ぎ上杉家隆昌のために激動の乱世を生きぬいた直江兼続。武田信玄との川中島の戦い、織田信長との手取川の戦い、石田三成との共闘…など。練達の筆致で詩情豊かに天才武将と上杉家軍師の生き様を清々しく描いた長編小説。
著者等紹介
永岡慶之助[ナガオカケイノスケ]
1922年、福島県会津生まれ。東洋大学文学部卒業。雑誌編集者を経て、作家活動に入る。『斗南藩子弟記』で第四十五回、『紅葉山』で第六十回直木賞候補。日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キャプテン
36
★★★★☆_「*不定期開催*日本小説100名城フェア」No.006。【春日山城(新潟県上越市)】戦国最強、軍神、戦神、毘沙門天、越後の龍、強そうなあだ名が多すぎ、上杉謙信の居城。現在も遺構がよく残り、彼のあだ名が決して言い過ぎでないことがよく分かる名城/何考えているかよく分からない変態的に描かれやすい謙信を、潔い好漢として描いた作品。後半は直江兼続が主人公。川中島の戦いから、御館の乱まで。感情移入しやすい無頼たちが登場し、かなり読みやすい作品に仕上がっている。生きたければ、まず死ね。かっこよすぎ、謙信…。2019/06/10
ゆみゆみ
1
謙信様がとても親しみやすいオジさん、という印象で好感が持てたけど、それ以外、あまり覚えてない。景勝ありきの兼続、なはずなのに景勝の影が薄かった。竹俣兼光のエピソードを知ることができたのは良かった。2012/10/20
歴史小説大好き猫
0
「上杉謙信(が死ぬまでの話)と直江兼続(+オリキャラが、がんばる話)」。もっと、謙信と兼続の主従関係にスポットを当てた物語かと思っていたので……期待はずれ。 雪合戦のシーンまでは、しっとりと詩情をそそる描写と、きれいな大和言葉で、まるで抒情詩を読んでるみたいだったのになあ…。自分が、タイトルだけを見てヘンな期待を抱かなかったら、それはそれで面白かったかも!2017/09/22
Y. Oyama
0
史実に基づく物語なのか、作者の創造のなかのドラマなのか?うーんと思うところ。 心に響く場面は所々にあるんだけどな。2014/06/27
kaoru
0
次は兼続と景勝の話を読もうと思った。史実は別として作中の人間関係がいくつか理想的に爽やかで読んでいてリフレッシュできた。