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内容説明
家康から洛北鷹ヶ峰の地を拝領した本阿弥光悦は、刀剣の鑑定・研ぎを担う家職のほか、書をはじめ当代一の大芸術家。光悦を中心に「芸術村」がつくられる。だがその地は、盗賊集団の巣窟でもあった。先住権を守ろうとする野盗たち、家康はじめ幕府要人の思惑、京文化の担い手であった公卿や町衆、さらに天下取りの大望を抱く石川五右衛門の遺子…が絡んで、徳川政権確立期の息もつかせぬドラマが展開する―。
著者等紹介
南条三郎[ナンジョウサブロウ]
1906~57年。岡山市生まれ。早稲田大学国文科卒業。南原幹雄氏の父。1940年『断雲』により第二回千葉賞受賞。46年『艶影』(井原西鶴)により戦後復活第一回サンデー毎日大衆文芸入選
南原幹雄[ナンバラミキオ]
1938年3月東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。1981年、『闇と影の百年戦争』で第二回吉川英治文学新人賞受賞
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