人物文庫<br> 武神 - 八幡太郎義家

人物文庫
武神 - 八幡太郎義家

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  • サイズ 文庫判/ページ数 484p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784313750425
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フミ

20
録画視聴した「まんが日本史」の源義家の回で興味を持ち、拝読しました。初読みの作者様で、登場人物が6行くらい、一気に喋ったりなど、気になる所はありましたが面白かったです。タイトルは八幡太郎義家とありますが、全体的に「前九年、後三年の役」の流れを源氏、安倍氏、清原氏、それぞれの人物に力を入れて、分かり易く描いているので、義家は「癖の無い優等生」という感じです。前九年で、奥州に出ずっぱりの間は気になりませんでしたが、都に戻ってからの、朝廷貴族たちの陰湿さは不愉快でした…朝廷を恐れ敬っている時代はこうなんだな…。2024/04/19

TheWho

15
平安末期に武家中の武家と称された河内源氏勃興の英雄、八幡太郎義家こと源義家の一代記。物語は、河内国香炉峰での誕生から、父源頼義に従い陸奥国での前九年の役に出くわし、成長後に陸奥守兼鎮守府将軍に任官し再び陸奥国で後三年の役と、義家の視点で陸奥騒乱が展開する。高橋克彦「炎立つ」での悪逆非道の源氏ではなく、朝廷側の非道はありながらも、清廉な武家として語られている。特に蝦夷側である安倍氏が在地住民を疲弊させている描写は真逆であり、視点が違えばこうも解釈違うのかと感慨深い一冊でした。2018/03/21

なわ

2
平安末期の貴族政治。何とも言えない腐敗政治のオンパレード。この状態なら、下から立ちあがる者が出ても不思議は無い。清廉な八幡太郎にみんなの心が集まるのも道理。でもこのころの政治状況、なんとなく今の状況に似てないか?国民の実情から乖離しているところなんてそっくり。2012/11/26

Y...

1
頼朝のご先祖で有名な源義家を主役にした小説。前九年の役、後三年の役は授業で知った程度だったけど少しだけ分かった。2022/04/30

こうめい

1
歴史的資料の少ない中で義家の生涯を丁寧に追い、ほとんど史実通りに描かれている印象で、読みごたえがあった。古本屋で何気なく購入した小説だったが購入して良かったと思える作品でした。2013/05/17

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