人物文庫
沖田総司 〈下巻〉 - 六月は真紅の薔薇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784313750241
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

72
総司くんが主人公の物語を読んでいると、彼の性格がよくわかるようでした。この作品に描かれている総司くんが好きだと思わされました。池田屋事件、戊辰戦争と時代が流れゆく中で、繊細すぎるほど繊細だった総司くん。その短い生涯には切なくも引かれるものがありました。2018/06/01

桜もち

30
斬るか斬られるかの血なまぐさい毎日を送っているのに、沖田さんがおあいさんと過ごしている時、二人の間に流れている時間のなんと静かで穏やかで愛情と悲しみに満ちているんだろう。切なかった。それに沖田さんがあの有名な菊一文字則宗を手にした時の感動ったら。読んでいるこちらにも冴え冴えとした刀の美しさが感じられた。2015/09/23

花々

15
新選組一番隊隊長としての活躍を迫力ある描写で読みたい方には物足りない小説と言えると思います。しかし、若くして病を患い、淡い恋心を持つ余裕もなく、剣の世界に生きた彼に、本書では、若者らしい恋愛をさせ、なぜ、血を流さぬ世の中にできないのかと、実際には口に出せないだろう歯痒い思いを副長にぶつける、憎めない直な沖田がここにはいました。2014/12/07

シュウ

11
全てを達観した青年ではなく、年相応の明かさぬ胸の内を抱えて生きた一人の青年の話。静かでありながら、激しさも秘めている。2017/11/09

ウチケン

11
時代の趨勢に抗う事なく、波にのまれるわけでもなく、時の流れに身をまかせる沖田の存在は、新撰組に吹く清涼だったのだろう。その身を削った近藤・土方に比べ、運命を受け容れる潔さが命使い切った感に溢れる。小説世界とはいえ、上巻の芹沢鴨に変わって立ちはだかる桂小五郎に「越えねばならぬ壁」との対峙として、もう少し長生きしていたらどんな剣士になっていたか無駄な想像もしてみたくなる。2016/06/23

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