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内容説明
灰の国はいかにして甦ったか。九州高鍋の小藩から養子に入り、十七歳で名門上杉家の藩主の座についた治憲は、自滅か藩政返上かの瀬戸際にある米沢十五万石を再建すべく、冷メシ派を登用し改革に乗り出す。藩主や藩のために領民がいるのではない、との考えのもとに人びとの心に希望の火種をうえつけてゆく…。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイスネイチャ
101
感想は下巻で。2017/10/24
速読おやじ
59
今更ながらに上杉鷹山。ある人に勧められて読んだら、これがとても良い^_^ 財政危機に陥った嘗ての名門である上杉家/米沢藩を立て直そうとしたのが、まだ二十歳にもならない養子の上杉治憲、のちの鷹山。改革を推し進めようとするが反対勢力の嫌がらせもあり、その声はなかなか届かない。それでも治憲は諦めない。徐々に賛同する藩士が現れる。最初は小さな火種でも広がってゆくのだ。リーダーシップ論のテキストとして読むと鷹山のやり方や考え方、立ち振る舞いはとても参考になる。でも、そんな読み方より純粋にエンタメとして感動する。2021/02/13
大阪魂
40
改革進めるトップのお手本って以前にきいてた童門鷹山、やっと読めた!吉良上野介のせいで財政破綻した山形米沢藩に九州からの養子で藩主になった上杉治憲17才!財政破綻してるのにしきたりとか体面を大事にする重役や「休まず、遅れず、仕事せず」が蔓延してた藩士たちを前に、藩を潰すくらいならしきたりなんかどーでもええやんって思いで、「自らやってみせ、言って聞かせて、させてみて」を地でゆく改革を進めていく!今までがええって反対勢力はあるあるなんやけど、これを怒らず自らの態度で変えていく治憲!ほんますごいわあ…下巻楽しみ!2025/01/27
わむう
39
職場で勧められて。歴史小説なので難しいのかと思い敬遠していましたが文章がやさしく読みやすいです。感想は下巻でまとめて述べます。2021/09/20
たかぴ
38
志が高い。そして既存の権力に決して染まっていない人を雇用する。既存権力との戦い。平和になり武士という庶民を守るという理念があるが実態は形に拘る既存勢力は自分に重なる。全ては庶民のためを貫けるか。ありがとうございました。2021/02/20