内容説明
「たけしの苦悩は私たちの苦悩であり、たけしの無知は私たちの無知だ。たけしを考えることは、自分を考えることだ。だからこれはたけし論であると同時に日本人論である」―日本のお笑い史を書き替えた天才たけしの、ラジカリズムとその限界を喝破。たけしの大ファンだった著者が書いた、たけしよりも面白いたけし論。
目次
第1章 今風お笑いインテリの時代
第2章 ビートたけしの誕生
第3章 お笑いと知性
第4章 さんまの悲劇
第5章 たけしの弱点―昭和30年代の価値観
第6章 たけしの弱点―女がわからない
第7章 たけしVS吉本隆明
第8章 90年代の知へ向けて
「付論」宮沢りえになにが起こったか?