内容説明
怒っている最中にも我に返れる究極の方法を体験記を中心に紹介。
目次
第1部 「怒鳴る・叩く」はしつけか虐待か(どこまでがしつけ?どこまでが虐待?;カッとなって怒鳴らない・叩かないために)
第2部 カッとなって叩かなくなるセルフ・カウンセリング―本当の自分の気持ちがわかって交流できるようになった体験記から(自分の思い通りにしようとしていたのだ!;子どもの頃の自分とわが子を比べていたのだ!;虐待した親への仕返しを子にしていたのだ!;夫への不満、妻への依存があったのだ!;虐待を受けた子どもの気持ちがわかった!)
エピローグ わかっているけど叩かずにはいられない不安
著者等紹介
渡辺ミサ[ワタナベミサ]
1940年、横浜に生まれる。1968年以来、渡辺康麿が創った自己形成分析史及びセルフ・カウンセリングの手ほどきを通して、小学生から大人まで、さまざまな方と出会い、その方の問いを共に考えてきた。一人でも多くの人が心の交流を経験できることを願って、『セルフ・カウンセリングによる自己発見法』を伝えるボランティア活動をしている。現在、NHK学園生涯学習局専任講師、恵泉女学園短期大学カウンセラー、生涯学習セルフ・カウンセリング学会事務局長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lucie1104
1
イライラして叩いてしまった時の場面状況、相手の言ったこと・したこと、私が思ったこと・言ったこと、記述による発見を書くことによるセルフカウンセリングの手法。事例が豊富で、それぞれの人が苦しみながらも自分を客観視できるようになる過程が素晴らしかった。監修者の、セルフカウンセリングによって自他(自己と他社)、時間(過去と未来)、内外(内的意識と外的言動)の三つの境界線を引くことができるようになるという解説も納得できた。2014/03/25
Humbaba
0
自分の気持は誰よりも自分自身がよくわかっている。しかし、後から考えればわかることでも、その瞬間には抑えの効かないこともある。起こった出来事とその時音自分の気持を紙に書き出すことは、それを客観的に見つめることを可能にしてくれる。自分の心の動きがわかるようになれば、落ち着いてどうするべきかを考える良いきっかけとなる。2013/11/15
ともあきほ
0
セルフカウンセルという方法は良いと思う。途中からは方法というより事例集 2003/10/11
まみりん
0
つい感情的になって手が出てしまったことがあります。その時、とても後悔しました。この本は図書館でたまたま見つけて、タイトルに引かれて借りてきたのですが、正直あまり参考になりませんでした。いくつか具体的に叩いてしまったケースが挙げられていて、セルフ・カウンセリングでこうなった(思った)という紹介はありましたが、セルフ・カウンセリング以外に「こうするといい」というのは特に書いてありませんでした。2012/04/20
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