出版社内容情報
何度も説明しない方が子どもに伝わる!?トラブルは子ども自身で解決できる?子どもが発言しやすい教室環境にするには?子どもとの接し方や教師の話し方を徹底的に解説した1冊!
内容説明
クラス全員が参加できる授業づくりの秘訣。
目次
第1章 主体性を育てる(まず教師が長々説明するのをやめる;教師は自分の発言の影響力に気付こう ほか)
第2章 深い学びにつなげる(子どもの言葉を価値づけるのが教師の仕事;「語り始めの言葉」を聞き逃さない ほか)
第3章 対話力を磨く(たったひとつほめられただけで、子どもは変わる;間接的なほめ言葉が効果バツグン ほか)
第4章 対話の授業の進め方(低学年の事例;高学年の事例)
著者等紹介
田中博史[タナカヒロシ]
1958年生まれ。筑波大学附属小学校副校長。筑波大学人間学群教育学類非常勤講師、全国算数授業研究会会長、学校図書教科書『小学校算数』監修委員。子どもの主体性をのばす算数のカリスマ教師として知られる。現役教師として教壇に立つ傍ら、「先生の先生」として海外でも授業や講演を数多くこなす。テレビ出演の他、近年は吉本興業のお笑い芸人とのトークショーを毎年開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Horizon09133
1
6人程度での対話の練習。全体を巻き込むための教師の介入。 スタートを揃えるには、どうするか。 ひとつひとつの指導技術が分かりやすい言葉でまとめられてる。ことあるごとに見直して、この技術を身につけられるようにしていきたい。2020/05/11
き
1
子どもの言葉を価値づけるのが教師の仕事である。ペアトークによる途中振り返りや、ヒントの出し方、友達同士で教え合うための教材の工夫、ほめ方の工夫などを実践したい。2020/04/20
Nowhere Man
0
まずは、教師が説明をするのをやめよう。 次に、子どもたちが考えるように常に次の問いかけを考えながらすること。どうしてそう考えたの?などその後に返すことや、周りの子にどうしてそう考えたかわかる?などと問い返すことが重要になるだろう。子どもが考えたいと思えるような問いかけが必要だ。 最後に油断をさせないようにしておくことも大事だ。説明は子どもにさせる。 いじめの対処などお家の人に伝えて喜んでもらえるかという視点で指導することなど非常に興味深い一冊だった。 日々のコミュニケーションから見直そう。2024/07/31
tulip
0
大人と子どもの五分は違う。動き出した子どもを止めるのはもったいない。語りはじめの言葉を聞き逃さない。ヒントの出し方。こども同士で教え合う空気をつくる。たったひとつほめられただけで子どもは変わる。ゆっくり板書しスタートラインをそろえる。みんながまちがえる問題を出す。2021/04/16
馬酔木 由良
0
個人に話しかける時は「○○さん」と名前を呼ぶ。 教員が背を向けた瞬間に生徒の本音が見える。 事前に組み立てていたことよりも、生徒の様子に合わせる。 教員同士でトークの練習。 わかった子に説明してもらうより、ヒントを出させる←考える楽しみを奪わない!2020/03/03