内容説明
教室の雰囲気がみるみる変わる。学級経営を必ず成功へと導く、具体的な指導方法を紹介。
目次
序章 学級経営は「縦糸」「横糸」で決まる!(学級経営を「織物モデル」で考えよう;縦糸・横糸を張ることで学級は安定していく ほか)
第1章 まずはしっかり「縦糸」を張る!(学校生活の枠組みをしっかりと示しておく;時・場・言葉を改善する ほか)
第2章 「横糸」をどんどん張っていく!(横糸をたくさん張る;子供たちと遊ぶ ほか)
終章 「荒れた学級」を立て直す!(応用 前年度に荒れた学級の担任になったら)
著者等紹介
野中信行[ノナカノブユキ]
1947年佐賀県生まれ。1971年佐賀大学教育学部卒業後、横浜市で、教師生活37年間をおくる。2008年定年退職。現在は、横浜市で初任者指導教諭として初任者の指導にあたっている
横藤雅人[ヨコフジマサト]
1955年北海道生まれ。北海道教育大学札幌分校卒業。教育方法学を専攻。現在、札幌市立羊丘小学校校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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るい
5
学級経営を安定させる「織物モデル」!縦糸(教師と生徒の上下関係を基礎とする関係づくり。しつけ、返事、敬語など。)と横糸(教師と子供のフラットな心の通い合い。遊ぶ、褒める、話し合うなど。)をバランス良く張ることで、素敵な学級を作り上げるのだ。縦糸として、3・7・30の法則でいつ何をどのようにやればいいのかも詳しく書かれている。担任をもつ前に読みたかったが、かろうじて、意識しているものが多くてよかった。来年度が始まる前に読み直し、実践して、安定した学級を作り上げたい!2014/02/08
taku
2
若手の先生に是非読んで身に付けてもらいたい考えが書かれている。 指導の基本として縦糸と横糸を張る重要性、その張りかたなど。 ベテランは自分の指導を振り返るためのよい一冊になると思う。2023/01/09
草食系教師
2
図書館で借りました。野中信行さんの本を2冊借りて読みました。今年の学級開きは少し縦の糸を意識していこうと思う。自分としてはある意味挑戦。かつ横糸をはるイメージを忘れずに2014/04/03
えぬ
2
縦糸と横糸の織物モデル。一つ一つ具体的にイメージし、自分の中で芯を通しておかないと、「縦糸を張るつもりが…ファシズムになってしまう」「横糸を張るつもりが…縦糸を緩めるだけになってしまう」こんな失敗をさけるためにももう一度読みたい。2013/04/29
にくきゅー
0
縦糸と横糸という考え方は非常にわかりやすい。そして、わかりやすいだけではなくて学級経営の指針として有用である。これと教師力ピラミッドにしめされているキャラ分析、そして、河村先生のQUのタイプべつ指導法を重ねれば、かなり自覚的に学級経営ができるのではないかと思う。2017/07/04