内容説明
本書は、次の5点をねらって内容を構成している。第一に本書は、現場からの質問に対し、正しい実践のための理論的根拠となるものを示そうとしている。第二に本書は、理論を示すだけではなく、社会や親の意識の変化や子どもの病理的現象などの現実に目を向け、子どもをいかに導くかという実際について述べている。第三に本書は、教育改革の課題や問題点を克服するための学校経営の方法についても詳細に述べている。第四に本書は、4月の学校の開校から3月の卒業式に至るまで、順序に従って月別に重要事項を整理している。1年間の教育実践を見通し、子どものため、学級、学年、学校のために何をなすべきかということが、たちどころに示されるように編集してある。第五に本書の巻末に「教育キーワード解説」を付し、重要なキーワードのポイントがつかめるようにしている。
目次
新学習指導要領と教師の意識改革
学級崩壊を未然に防ぐ
教員の服務違反
健康診断の重要性
望ましい学級経営の進め方
学校の特色が時間割に現われる
職員会議等の効果的な運営
児童・生徒理解と指導への生かし方
不登校(登校拒否)の相談
いじめと子どもの自殺防止〔ほか〕