内容説明
「学力低下」問題や「絶対評価」導入のなかで、その内容が問われる、教師の「評価」の仕方。単なるランク付けではなく、真に子どもの力を伸ばす「評価」とは?その本質を探る一冊。
目次
第1章 なぜ「評価する」と言うのか―『ほめる』と『評価する』の違い(「ほめる」が始まる三つの「す」;「ほめる」が生まれる前提 ほか)
第2章 「評価する」の本当の意味とは―『評価』は『評定する』ことだけではない(「評定する」が意味すること;「評定する」が「評価する」を誤解させる ほか)
第3章 授業における「評価」の手順―「指導」と「評価」をどう関連づけるか(「指導する」が始まる前に「評価する」がある;「指導する」が決まる「評価」情報 ほか)
第4章 子どもを「評価」する具体的な方法―「見取る」から「評価する」へ(「見取る」が意味して警告すること;「見取る」が知らせる二つの「きじゅん」 ほか)
著者等紹介
黒沢俊二[クロサワシュンジ]
1950年、東京都生まれ。東京学芸大学大学院学校教育専修教育心理学第二講座教育評価専攻修了。東京都練馬区立旭町小学校教諭を経て、現在、東京学芸大学附属世田谷小学校教諭。日本数学教育学会出版部幹事、全国算数授業研究会理事、日本教育心理学会会員、日本科学教育学会会員
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