出版社内容情報
情報法務の必修ポイント! リスクだらけのデジタル社会では、知識が企業の盾になる!
本書では、個人情報保護法やAI、システム開発、電子商取引などを扱う「情報法」実務の鉄則を、
失敗事例とともに30のゴールデンルールとして解説します。
取り上げる失敗事例は、
・何が「個人情報」に当たるかわからない
・システム開発における仕様変更が続きプロジェクトが終了
・ECサイト作成にあたり法令を見落とす
・ネット上の誹謗中傷について最新の法改正を知らない
・依頼者からの生成AIに関する質問に対応できない
など、実務で直面しやすいものを厳選。
情報化が進む時代の企業法務では、IT・AIの法律問題は、知らないでは済まされません。
「情報法実務の入門書」である本書で、重要ポイントを押さえてください。
【目次】
IT・AI法務(情報法務)に強くなろう!
第1章 個人情報保護法にまつわる失敗
1 あれもこれも個人情報<個人情報の定義>
【失敗事例】公開されていても個人情報
2 本人同意の例外は厳格<クラウド上の個人情報>
【失敗事例】クラウド例外は万能じゃない
3 隠しても照合できたら意味なし<匿名化した個人情報>
【失敗事例】匿名化しても個人情報のまま
4 知識は行動に移せてこそ<本人からの請求への対応>
【失敗事例】実務対応の理解に至らず
5 当てはめを正しく<個人情報の漏洩等>
【失敗事例】「おそれ」も「滅失」も「毀損」も対応を!
第2章 システム開発契約にまつわる失敗
6 喧嘩両成敗<ユーザの協力義務とベンダのPM義務>
【失敗事例】要求を受け入れ続けたほうも悪い
7 基準は「仕様通りかどうか」<完成と契約不適合>
【失敗事例】最終段階に至ればひとまず「完成」
8 見切り発車では大惨事に<パッケージ開発>
【失敗事例】Gapが大きいなら諦める選択も
9 無限に仕様変更できるはずがない<アジャイル開発>
【失敗事例】「ユーザ有利」という言説に惑わされて
10 語感に翻弄されるな<フリーランス法>
【失敗事例】法人成り企業も適用対象
第3章 オンライン取引にまつわる失敗
11 頻繁な改正に追いつく<特商法>
【失敗事例】最終確認画面の入れ忘れ
12 類似のルールを見落とさない<電子消費者契約法>
【失敗事例】音声だけが便利なのに画面表示が必要?
13 免責範囲をあいまいにしない<消費者契約法>
【失敗事例】サルベージ条項を入れてしまい炎上
14 無条件とは限らない<電子化できる書面>
【失敗事例】要件を見落として誤回答
15 無料でもステマ!<景表法>
【失敗事例】インフルエンサーとのタイアップが裏目に
第4章 データと知財にまつわる失敗
16 取られたくなければ契約で縛る <派生データ>
【失敗事例】受領者に無断使用される
17 兼業・副業の時流に乗る<競業避止義務の範囲>
【失敗事例】合理的に絞ったはずなのに
18 下請けに押しつけるのはNG<知財不侵害条項>
【失敗事例】同期の弁護士から指摘を受ける
19 外国のサーバは厄介<インターネットと知財>
【失敗事例】外国での提供ならOKと勘違い
20 「特段の事情」に敏感に<不法行為によって保護される場合>
【失敗事例】例外の最新裁判例を追えていない
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