内容説明
コンパクトでわかりやすいと好評の本書を8年ぶりに全面改訂。現場で起きる実際のケースに基づき、法的論点と実務上の対応を示す。不動産登記法改正により導入された筆界特定手続きについて新たに2項目追加し解説。景観利益の保護を認めた最高裁判例など実務に役立つ最新判例を多数収録。弁護士・司法書士・土地家屋調査士・不動産業者など実務家座右の書。
目次
1 私道(私道の意義―私道の概念、規制する法律;里道(赤道)―里道(赤道)とは何か、その払い下げ、時効取得
私道の利用、管理、廃止―私道は自由に利用、管理し、また廃止することができるか ほか)
2 境界(境界とは―国境・地番の境の境界・所有権の境の境界;境界標とは―境界標の意義・種類・効力および地積測量図との関係;境界標の設置―隣地所有者の承諾・費用の分担は ほか)
3 日照(日照権の内容と法的根拠―日照権とはどのような権利か;日照権に関する法的規制―日照をめぐる法的規制とはどのようなものか;建築基準法による日照権保護―建築基準法上の日照権保護と条例・指導要綱による適用 ほか)
著者等紹介
野辺博[ノベヒロシ]
弁護士(東京弁護士会)。慶応義塾大学法科大学院教授。1953年群馬県高崎市に生まれる。慶應義塾大学法学部卒業。主な担当案件:会社顧問業務のほか、個人では不動産や相続遺言関係が多い。事務所:野辺法律事務所
野間自子[ノマヨリコ]
弁護士(東京弁護士会)。1959年東京都に生まれる。慶應義塾大学法学部卒業。ワシントン大学ロースクール修士課程修了。主な担当案件:知的所有権(著作権・商標権・不正競争防止法等)・企業再建・破産・会社法務。事務所:三宅坂総合法律事務所
道端慶二郎[ミチハタケイジロウ]
弁護士(東京弁護士会)。1960年東京都渋谷区に生まれる。慶應義塾大学法学部卒業。主な担当案件:会社顧問業務(予防法務・戦略法務)・不動産関係・債務整理・会社再建・相続対策。事務所:道端慶二郎法律事務所
小山裕治[コヤマユウジ]
弁護士(東京弁護士会)。1965年静岡県に生まれる。明治大学法学部卒業。主な担当案件:企業法務・知的財産権・相続・交通事故等。事務所:こやま法律事務所
濱口博史[ハマグチヒロフミ]
弁護士(東京弁護士会)。1962年東京都に生まれる。東京大学法学部卒業。主な担当案件:企業・非営利組織顧問業務・知的財産権関係・相続・不動産関係。事務所:濱口博史法律事務所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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