行政法のエッセンス

櫻井 敬子【著】

学陽書房（2007/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 222p／高さ 21cm
• 商品コード 9784313312524
• NDC分類 323.9
• Cコード C1032

出版社内容情報

新しいタイプの行政法の入門書。難しく、挫折しがちの行政法をおもしろく、分かりやすく学習できる。最新の法改正・判例にも対応。

目次

第１編　導入編（行政法の世界；公法としての行政法）
第２編　改革編（中央省庁改革；司法制度改革；地法分権改革）
第３編　行政法の基礎理論（行政の基本ルール；伝統的な行為形式―行政行為；行政裁量；行政指導；新しい行為形式；行政の義務履行確保；行政による規範定立）
第４編　行政救済法（行政不服審査法；行政事件訴訟法；国家賠償法）

著者等紹介

櫻井敬子［サクライケイコ］
東京大学卒業、同大学院博士課程修了（法学博士）。学習院大学教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[takizawa]

行政法の全体像をざっくり掴むのに適している本。行政関連の時事ネタにもかなりの紙幅が費やされており，法解釈とは異なった次元の根本的な考え方を身につけることができるはず。しかしこの本の目玉は研究室で先生とお喋りしているかのような辛辣な物言いでしょう。勉強開始してしばらく経つとこの手の市民感覚を忘れてしまいがちなので。

2011/12/30

[シュウ]

分かりやすく、いろいろな言葉の確認ができました。取り上げられている話題もなるほどとと思うものが多かったです。ただ、読みやすいがゆえに、流してしまった感があるので、また復習です。

2013/09/11

[seer78]

事業仕分けとは何ぞやという人にはおすすめ。僕はこれで行政法をおおまかに理解できた。あくまでおおまかにです。でも、良書だと思います。ほかと比較したわけでなく、この本の説明はとても丁寧で、戦前からの行政法学の流れと、中央省庁改革という現実の話題をうまくクロスさせるサービス精神もある。

2009/07/29

[こたか]

重要な部分が強調されていて、とても読みやすかった。行政の何がダメで、ドコがいけないのか、いけなかったのかが具体的に書かれていた。

2012/04/22

[おじ]

行政法を入門したいけど、最初から堅苦しい話はちょっと…という人向け。サクハシのサクの方が、自身の基本書の裏話的なノリで書いてます。

2014/08/06