内容説明
基本から実務までこの1冊でわかる!予算・決算・地方交付税。起債管理・財務分析。仕事をうまく進めるコツ。
目次
第1章 財政担当の仕事へようこそ
第2章 決算
第3章 地方交付税
第4章 予算のしくみ
第5章 予算編成
第6章 起債管理
第7章 財務分析
第8章 財政担当の仕事術
第9章 財政担当の心得
著者等紹介
定野司[サダノツカサ]
足立区教育長。1979年、埼玉大学工学部環境化学工学科を卒業後、足立区に入区。財務課長時代の2002年に導入した「包括予算制度」が経済財政諮問会議の視察を受け注目を浴びる。以来、一貫して予算制度改革やコスト分析による行政改革を実践。公務の傍ら、講義、講演活動を行う。環境部長時代の2008年から自治体の事業仕分けに参加。総務部長時代の2012年、多くの自治体と共同して新しい外部化の手法を検討する「日本公共サービス研究会」の発足、運営に携わるなど、自治体間の垣根を越えて持続可能な自治体運営に取り組む。2015年4月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
俺おしり弱いよ
1
財政課の連中の視界を覗くのには役に立つ本。財政担当が頭に入れておくべき地方財政のあらまし~予算編成~仕事術(資料の作り方や、よくあるアサーションとかドアインザフェイスの話、心構えなど)がメインの内容。そのほかは筆者が足立区の財政課長のときに導入したという包括予算制度の話が特徴的。予算要求のポイントや査定のチェックポイント、財政課の年間スケジュールなど、財政担当でなくとも新米公務員は読んでおく価値があると思う。2020/03/01
Ohe Hiroyuki
1
地方財政に関する基本的な事項がまとめられ、自治体の職員の目線で書かれている。著者は東京都足立区の職員である。▼地方財政に関してはコンパクトにまとめられており、必要に応じて見返すこともできるだろう。▼本書の特徴は、自治体の職員の立場で書かれていることにある。「どうすれば事業課との交渉をうまくやれるのか」「住民とはどういう態度で接するべきか」等について「ハウツー本」の体裁の文章が書かれていて、外部の人間からすれば大変興味深い。▼手元に置いておくと何かと役に立ちそうだ。2016/07/19
tanaka
0
1.8.9章は不要だが、それ以外の章は役に立ちそう2024/03/27
N_K
0
気軽に読めるあるあるが多数。2023/12/29
わんこ
0
要求ばかりで努力なし →この事業を〇〇の理由で廃止した、この事業のここを変えて経費削減を実現した。 交渉を有利に運ぶ材料になる。 資料は最小限に、説明責任は簡潔に、要領よく行う。 上司には現状維持バイアスがかかっている場合が多い。(改革や変化を恐れ、今のままがいい) →上司がイエスというときにはリスクを負っている。現状維持バイアスを外すに足りる材料を探す。(足りないものはありませんか⁉等)2020/10/09
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