錦とボロの話

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784311801273
  • NDC分類 753.3
  • Cコード C0021

内容説明

正倉院や法隆寺などの古代錦の復原に成功した二代龍村平蔵(光翔)と後継者・龍村光峯が語る―一片のボロから錦を復原していく古代織物の美の壮大な世界!!

目次

「錦」と「ボロ」
「ボロ」の故郷―ナワから絹へ
龍宮の錦
邪馬台国にきた錦
秦氏の謎
法隆寺の錦
大谷探検隊とミイラの錦
正倉院の錦
錦を復原する
翻故為新―織物美術の道
古代裂復元の意義
「錦」の綜合的復元事業―日本伝統織物保存研究会のめざすもの

著者等紹介

龍村光翔[タツムラコウショウ]
龍村謙。明治38年4月28日大阪市に生まれる。昭和4年東京帝国大学文学部美術史を卒業。同年から翌年にかけて外遊。帰国後織物製作、染織史研究に専念す。同41年に二代平蔵襲名披露を行なう。(株)龍村織物美術研究所所長として活躍する。昭和54年(1979)没、享年74歳

龍村光峯[タツムラコウホウ]
龍村順。昭和21年兵庫県宝塚市に二代龍村平蔵の三男として生まれる。昭和46年早稲田大学文学部卒業、同年国際交流基金事業部展示課勤務、昭和51年家業継承のため京都へ帰る。同年(株)龍村平蔵織物美術研究所(現(株)龍村光峯)代表取締役に就任。平成5年大蔵省買上げ三田会議所錦織額「和の集」納入、同年、皇太子妃雅子妃殿下御婚礼御支度品制作、平成6年日本伝統織物保存研究会設立、理事長に就任。以降、伝承技術の保存育成に取組み、京都・東京両国立博物館所蔵正倉院裂「緑地花鳥獣文錦」等を復原。平成15年欧州4カ国巡回展開催。平成18年国立京都迎賓館主賓室錦織額「暈繝段文」納入(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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