内容説明
薬師寺管主高田好胤が大学入学以来五十八年間つき合った「心の友」他宗派なのに身代わりを再三頼まれた上密葬の導師までつとめた倍巌良舜が長年、秘めてきた想い出と好胤の心のひだを今、明らかにする。
目次
出会い、奈良電の中で
龍谷大学の学生時代
さびれていた薬師寺
わが家は倍巌
好胤の初恋、そして失恋
好胤と倍巌、論戦す
法相宗と融通念仏宗
いっしょに歌った砲兵歌
野球とピンポンと好胤
花会式の身代り練行衆
円いこころ
病気で悩む好胤
好胤の死と野辺の送り
著者等紹介
倍巌良舜[バイガンリョウシュン]
大正11年9月、奈良市法徳寺に生まる。県立奈良中学を経て龍谷大学文学部史学科を昭和19年に卒業。奈良県内公立高校教師を23年間勤務。現在、融通念仏宗管長、総本山大念仏寺法主。自坊の奈良、法徳寺では長年の住職を経て平成23年10月より、長老(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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