内容説明
作家や評論家・学者や芸術家、タレントなど有名人たち117人がつづる「散歩道」、「ふるさとの道」そして「外国の道」など、人生を織りなすさまざまな道。
目次
空間と心が重なる武蔵野の散歩道―墓標の子と語る暗き世生と死(高史明)
下高井戸の散歩道迷い込む袋小路―伴う後ろめたさ神田川べり(佐木隆三)
消し忘れたネオン車道には鳥の影―ランドセル駆け夜明けの散歩終点(落合恵子)
住宅や倉庫縫い西新井大師へ―なんと公園の少ないことか(早乙女勝元)
星の雪が降りタヌキと出あう―不思議の国のアリスの小径(森村桂)
映画通いの上野、浅草―楽しかった失業時代(西村京太郎)
ふるさとは地名にあり(石井幸之助)
杉並、変身した商店街―500万円端数扱いの地価(本田靖春)〔ほか〕