内容説明
縄文時代になぜ環状集落は生まれたか?環状集落の文節構造、人口密度と領域構造、縄文社会の構造と進化などから謎に包まれた縄文集落の正体に迫る。
目次
第1部 序論(環状集落から探る縄文社会の構造と進化―論点の素描;縄文時代集落論の争点―環状集落をめぐる論争の含蓄)
第2部 構造論(環状集落の空間構成;環状集落の初期設計と形成過程 ほか)
第3部 生態論(セトルメント・システムと領域―生態の空間的構造と遺跡群;セトルメントの地理的変異―人口密度と環状集落形成の社会生態的条件 ほか)
第4部 社会進化論(環状集落の成立過程―縄文時代前期における集団墓造営と拠点形成の意味;環状集落の生態史観―環状集落の歴史と社会進化)
著者等紹介
谷口康浩[タニグチヤスヒロ]
1960年東京都生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程後期中退。国学院大学文学部講師。縄文時代の考古学を専攻。縄文社会組織の研究や、旧石器‐縄文移行期の問題、土器起源論などが、最近の主な研究テーマ
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