考古学とともに七十五年―斎藤忠自伝

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784311202544
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

石舞台古墳の発掘や稲荷山古墳の鉄剣の発見など、数々の発掘秘話や日本考古学の先覚達のエピソードなど七十五年の研究生活で綴る生の日本考古学史。

目次

第1部 春の編―ながい研究航路(考古学へのスタート;大学で日本史を学ぶ;京都帝国大学考古学教室で学ぶ;慶州・扶余などの古蹟の調査へ;文部省文化財保護委員会・文化庁の新たな仕事に;東京大学・大正大学の教授となって;新しい生活に入って)
第2部 夏の編―感動の調査・発掘(発見の遺物、宝物(韓国)・国宝・重要文化財となる
感動の調査・発掘への追憶)
第3部 秋の編―著作の足跡(思い出の本を語る;研究生活の履歴書ともなった本)
第4部 冬の編―我が師・先輩とその記念の筆跡

著者等紹介

斎藤忠[サイトウタダシ]
明治41年生まる。昭和7年東京大学文学部国史学科卒業。文化財調査官、東京大学文学部教授、大正大学教授を経て、現在、大正大学名誉教授。財団法人静岡県埋蔵文化財調査研究所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Mentyu

1
在野の葛藤を知るには、官学の王道も把握せねばならないということで読了。王道中の王道を行った人物とは言え、多忙な中で凄まじい量の仕事をしているのには脱帽するしかない。学史研究の基礎を整えた功績も大きい。何かとキワモノ扱いされる平泉澄が思い出の恩師としてちょくちょく登場するのも興味深い。2021/03/17

おらひらお

1
2002年初版。御年110歳近い著者による自伝。考古学に携わってから既に75年が経過しているとのこと・・・。これは男性の平均受命程度研究していることを示している。ヨーロッパの考古学者は自伝を書く傾向にあるが、日本人は少ないらしい。特に戦前の朝鮮考古学の状況を語れる人物は著者しか残っていない状況を考えると、これからもいろいろと発言してもらいたい。2011/06/12

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