稲荷山古墳の鉄剣を見直す

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784311202414
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

内容説明

鉄剣に象嵌された銘文は何を語るか―ワカタケル大王は雄略天皇か?杖刀人ヲワケの臣とは誰か?稲荷山古墳の被葬者は誰か?ヤマと王権と古代日本の謎をあらためて解明。

目次

第1部 基調講演・報告(鉄剣研究三〇年の歩み;銘文研究二〇年と古代史;考古学からみた稲荷山古墳の出自;毛野の変容と稲荷山古墳;辛亥銘鉄剣と東国六腹朝臣の成立 ほか)
第2部 シンポジウム(二つの問題にしぼって;稲荷山古墳の出現をどう考えるか;中央豪族の東国進出;ヲワケの出自;鉄剣伝播の背景 ほか)

著者等紹介

上田正昭[ウエダマサアキ]
1927年生。府立大阪女子大学前学長、京都大学名誉教授

大塚初重[オオツカハツシゲ]
1926年生。山梨県立考古博物館館長、明治大学名誉教授

金井塚良一[カナイズカヨシカズ]
1929年生。元埼玉県立博物館館長、大東文化大学講師
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感想・レビュー

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hyena_no_papa

3
稲荷山鉄剣銘が解読発表されてから20年の節目の年に、発見直後のシンポジウムに参加・寄稿した10氏を含まない諸氏によるシンポジウムの内容を編集。辛亥年を471、獲加多支鹵を雄略とみる点ではほぼ変わらないが一部に慎重論も。ヲワケノオミが中央豪族か地方豪族かについては中央に傾いているようだが、異論も根強い。埼玉古墳群での築造順が明確になり稲荷山を嚆矢とする点など、この間の進展が最も目ざましかったのは考古学か。須恵器編年に基づく推考も進む。紙上参加の岡本健一氏が加差披余を膳(カシハデ)と読むのは傾聴の一説。2021/10/15

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