内容説明
古代の謎の航路「海の道」の真相を解明する!「海の道」を支配した謎の集団「倭の水人」とは誰か?大陸への「道」を支配していた吉備王国は、なぜヤマト朝廷に滅ぼされたのか?「海の道」の沿岸の港から発見される巨大木柱と、海沿いに築造された巨大前方後円墳は何を語るか?古代の「海の道」―瀬戸内海―の支配権が、古代日本の政治・社会・経済に果たした役割の謎の解明に、考古学・文献史学・地理学などからはじめて挑む。
目次
1 聖徳太子の外交
2 瀬戸内海と一世紀の争乱
3 瀬戸内海と古墳
4 古代瀬戸内海と朝鮮三国との交流
5 古代の「海つ道」をめぐって
6 英艦をめぐる二つの事件
7 瀬戸内海の地形と古代の港
8 古代の港と遺跡
9 シンポジウム「古代瀬戸内海と国際交流」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おの
9
図書館本。瀬戸内が大陸の人には大河に見えたのでは説と瀬戸内に古墳沢山ある話が面白かった。それ以外は細かな話過ぎてレベル足りず…。将来AIに食わせて地図上にプロットしてみたい。2024/05/06
まやん
1
吉備の穴海のことなど知りたい情報を得ることができ、思いの外面白かったです。地元にある古墳を観察にいきたくなりました。 細かい部分ですが、香川では北枕で埋葬しない、とあり、現代との民俗学的なつながりを感じました。少なくとも香川では寝るときも北枕を嫌いますが、これは全国区の風習だと思っていましたがそうではないのでしょうか?2016/02/10
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