出版社内容情報
NHK連続テレビ小説「花子とアン」の主人公・村岡花子の波瀾にみちた生涯と、女性のために献身した知られざる素顔に迫る。決定版!
【著者紹介】
1967年生れ。成城大学文芸学部卒業。祖母・村岡花子の著作物等を翻訳家の姉・村岡美枝と共に保存し、「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」(要予約)として公開。著著に『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kitten
13
バーゲン本で購入。柚木麻子さんの「ランタン」にも出てきていたので、気になって買ってみた。もちろん、赤毛のアンの翻訳者として有名なんだけど、そのほかにもいろいろたくさんの仕事をしていたらしい。日本の戦後教育に関わる話も多い。男女共学が進んだ時代だからだろうなぁ。性教育に関する話もあるけれども、結局日本はこの時代からあまり進んでいないような気がするな。家庭文学には、女流作家が多い。2022/07/10
ちいさな図書館
8
今とは全く状況が違うはずなのに、村岡花子さんの言葉はとても新しく響く。なぜなんだろうと考えて、やはり自分の中から出てきた言葉だからなのだろうなと思った。そして時代が巡ってまた変化の時にきているから、改めて響くのかもしれないな。2014/05/17
まなまな
2
生きた時代が違うのに、今なお頼りになる考え方の持ち主、村岡花子。自分から幸せを求め、人生を自分の足で歩いた女性なんだな、としみじみ尊敬。あまりにも落ちてるときに読むと自分が嫌になる。「清新な」という言葉が随所に見られ、気持ちよかった。良い言葉だ。2018/01/09
雪子
0
村岡花子さんの人生や世の中に対する考え方が文章で豊富に綴られています。恋愛、政治、子育て、教育と話題は多岐にわたっており、彼女がどの事柄においても自分の考えをしっかりと確立していたということがうかがえました。長男の死を悲しむ歌や手記には胸が締め付けられる思いがあったと同時に、この切実な悲しみをまっすぐに吐露した言葉に、どれだけの子を亡くした母親が元気づけられたかと考えずにはいられませんでした。2025/02/11
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