感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TSUBASA
22
日本が誇る映画の巨匠黒澤明の生誕100年で出されたムック。黒澤監督未映画化の脚本、黒澤監督を語るエッセイや批評など三段組300pの大ボリューム。個人的には映画を貪るように見始めた頃、好んで観てたのが黒澤作品だった。もはや語り尽くされた監督なのでケチつけられてるところが多くてなんだかなと言う感じがしたけど、ショーケンやビートたけし、F・コッポラとの対談とか興味深かった。実を言うと黒澤のカラー作品は評判悪いんでほとんど観てなかったけど、そろそろ観とかなくちゃな。ちなみに今年生誕110年で増補版が出てるとか。2020/06/02
菊千代
1
これは面白かった!いろんな人が語ってるし読み応えあった。2010/07/04
ペキンパー
1
ようやく読了。元・助監督達の思い出話やショーケン、たけしとの対談は読み応えがあった。が、映画評論~特に高橋実と常石史子~はどうか?余りにも独りよがりで独断的すぎたためワタクシは楽しめなかった。納得できたのは原田眞人の批評ぐらいかなあ。そうそう、新鋭監督アンケートも興味深かった。青山真治が黒澤のベストに『まあだだよ』と『八月の狂想曲』を選んでたのには鼻白んだが、白眉は井筒監督。曰く黒澤作品は、プチブルで教条的で大衆からの視線に欠ける胡散臭いものらしい。まあ、らしいっちゃあらしいけど(笑)2010/05/08