感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
39
さまざまな方々の評論、百閒のお嬢さんのインタビューなど、とても読み応えがあった。三島が百閒をとても評価しているのは、少し意外だった。2016/04/01
フリウリ
8
古書店の平台からの入手。若い頃の百閒は萬屋錦之介(または中村嘉葎雄)そっくりだな! 表紙だけでも満足。82025/03/10
鱒子
7
偏屈の巨塔、内田百閒先生。表紙の写真からしてすごい。着物の前をはだけ、お琴の前で爪をつけ、頭には小鳥を乗せてニヤリ。変人の匂いがプンプンします。百閒先生と言えば借金ですが、その実情も見えます。月に28日もウナギ食べれば、そりゃねぇ…。百閒先生のお嬢さん、伊藤美野さんが語られた「父、内田百閒」が素晴らしい。美野さんのお人柄に心打たれました。2015/10/26
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
4
百閒の作品は怖いのもゆるいのも大好き!作品は作品、作者は作者。蝶よ花よと大切に育てられてわがままモンスターになった気難しい大人。弱さを盾に他人を巻き込む悪魔のような人、とても友達にはなりたくないが見ていておもしろいし、息の詰まりそうな忖度平成を生きる日本人に勇気を与える生き方だと思う。この本、末娘伊藤美野さんが語る父百閒の話を読むだけでも価値があると思う。いかに私小説と呼ばれる小説と娘が見ていた実生活が違うか。まあ小説なんて盛るのが当たり前だし自分勝手な百閒だけに真面目に受け取ってはイケナイのだ(^^)2019/04/17
suchmo
4
ボリューム満点でした2018/12/24