感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せいじ
23
スクラップ・アンド・ビルドを繰り返し何度も世界を変えてきた帝王マイルス。凡人は壊すことに躊躇してしまうが前進するためにはあえて壊さなくては前に進めない。それは新しい音楽を創造するために。ジャズのマイルス、ミュートのマイルス。60年代黄金のクインテット、エレクトリックマイルス。トランぺッターとしてのマイルス…皆それぞれ想い入れがあり納得できる説得力がある。またそれぞれの批判も納得できるものがある。今夜はマイルスが晩年愛したメロディー"Time After Time"の世界に浸ろうと思う。2018/04/03
galoisbaobab
9
なんか井戸端会議みたいな記事やね。Jazzって「黙って聴け」か「弾いてみると”うわっ何コレっスゴっ”」ってしかないと思うんだよね。自分座標の時空における線としてのJazzを語ることって他人の思い出話にすぎず「で?」ってなっちゃうんだよね。”ただ今Jazzを楽しんでいるロックおじさん”にはこの本は全く響かないけど、きっとJazzって音楽とは長いおつきあいをするのでご心配なく。音楽を権威かした時に音楽は死ぬってわからんのかね。2017/05/01
NICK6
5
小馬鹿にされそうなので、カインドオブブルーがホント最高だなぁ、なんて決してしゃべってはいけない(本心は最高ぉぉ)あるいはタイムアフタータイムは涙出るぅ~なんて口が裂けても言わない(本心は落涙、チョー感動!)やっぱ、アクースティックよりエレクトリックマイルズだねって感じに、おおざっぱに略すのもカスだ。この本のグルーヴにカスリもしないからだ。で、まともに相手視ず、遠空振返り気味に、まっ、テオマサロがブロック編集した奴は中々イイネって一言、決して振り返らず去るのがクールかも。癖ある執筆陣みたらそれが正解だ! 2025/02/26
まさき
2
良かったのはごく一部の解析、解説と写真のみで、あとはライターや批評家のよくあるどうでもいい個人的な話ばかり。書いてる人のファンならともかく、マイルスを知りたいという人にはパラパラっと読む程度で良さそう。ジャズに限らずいるけど、そろそろこういう批評家揃って引退してくれないかな。マイルスみたいに戻ってこなくていいから。こういう人たちが日本盤のライナーノーツ書いてるのかと思うといつも輸入盤しか買えない。2018/05/05
せいじ
1
ジャズではおなじみの中山康樹、後藤雅洋、村井康司3人や飯嶋和一、四方田犬彦、中平穂積、湯浅学…多くの方のマイルスへの熱い想いが詰まっている。マイルスを撮り続けた内山繁氏の写真が素晴らしい。マイルス・デイビス没後10年で出版された素晴らしい書物。これぞ文化遺産!
-
- 洋書
- Dolphins