内容説明
短歌の本道を極める、円熟の第十三歌集。
目次
1 春の魁(春の魁;熊野中辺路;那智の滝;合唱;みなもと;鳥影;若桜;対戦車壕;反戦の辞)
2 雨の来ぬ間に(雨の来ぬ間に;影を踏む;季すでに;道しるべ;犬 二題;樹;鳥;指揮棒;気魄)
3 月と影と(月と影と;花々;蝶ヶ岳再登;昏倒;再起;炎天のもと;危機;鶴;夜の雨)
4 秋の夜に(秋の夜に;亡き母を(1)
亡き母を(2)
父の川柳
兄・姉たちを
兄と長塚節
橋本喜典を悼む
次代の夢)
5 雷の涙(岩ひばり;十六夜の月;回想;榧の碁盤;男女川;雷の涙;山の記憶;跋)