出版社内容情報
フランスの牧場にもらわれてきた黒パグの〈ポワン（＝点）〉が「羊のお母さん」との死に直面しながらも成長していく。心温まる絵本。
【著者紹介】
金澤麻由子。1981年生。京都嵯峨芸術大学大学院芸術研究科修了（最優秀賞）。絵本・映像アニメーション等を制作。「おおしま国際手づくり絵本コンクール」最優秀賞・文部大臣賞、著書『てんからのおくりもの』。
内容説明
真っ白な羊の群れの中で、自分だけが黒いことに思い悩むポワン。そして、そんなポワンのあるがままの姿を一心に受けとめてくれるやさしいおかあさん羊。やがてポワンの心のゆらぎは安らぎへと変わっていき…。やさしい歌声につつまれて本当の自分に出会えた奇跡！「自立」していク子犬の成長ストーリー。大人気絵本『ぼくぱぐ』の原点、待望のリリース。
著者等紹介
かなざわまゆこ［カナザワマユコ］
金澤麻由子。１９８１年神戸生まれ。京都嵯峨芸術大学大学院修了（最優秀賞）。日本児童出版美術家連盟会員・環境芸術学会会員。２００５「第６回ＪＦＣ学生映画祭」グランプリ受賞。２００８「ＮＨＫデジタルスタジアム実験映像部門」ベストセレクション。２０１１「おおしま国際手づくり絵本コンクール」最優秀賞・文部科学大臣賞。２０１１「神戸ビエンナーレ２０１１アートインコンテナ国際コンペティション」奨励賞。２０１２「ｋａｗａｉｉ＋大賞展」スパイラルガーデン／グランプリ受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうちゃ
16
図書館で何故か大人の本の新刊コーナーにあり、目が合ってしまい思わず手に取ってしまった一冊。真っ白な羊の群れの中で、自分だけが黒いことにより羊たちから謂れのない差別を受けるポワン。思い悩むポワンに、あるがままの姿でいいんだと教えてくれるやさしいおかあさん羊。しかし、悲しい出来事が起こり・・・。いつまでも守ってくれる存在はないけれど、その記憶はいつまでも残る。〔自立〕していく子犬の切ないけれど、生きる勇気をもらえる成長ストーリー。絵だけでも癒される、優しい絵本。2015/09/08
あおい
11
牧羊犬の小さなパグが一人前になるまでの切なくも温かい物語。色が黒い事で羊達にからかわれ自信をなくすもある出来事をきっかけに大きく成長する。絵がすごくかわいい。2019/08/31
ひなにゃんこ
5
★4 表紙の可愛らしい黒パグに惹かれて。《牧羊犬としてパグを飼っている羊飼いのおじいさんの所に貰われてきた黒パグ。白い羊の中で黒い点のようなことから、ポワン（点）と名付けられる。一頭の優しい羊がお母さん代わりとなって育つポワン。でも一匹だけ黒い事を羊達にからかわれて…》ポワンの愛らしさはもちろん、先輩犬のフォーン、お母さん羊など、絵が柔らかいタッチで優しい雰囲気が素敵。絵の魅力がかなり大きい。2015/08/02
志桜
3
真っ黒な瞳のパグが、一人前の牧羊犬になるまでのお話。ちょっと違っていても大丈夫、という自信をくれる本。2015/06/10
ガジガジ
0
☆４2015/09/10
