宮原昭夫小説選

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  • サイズ A5判/ページ数 670p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784309907376
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

60年代から現在に至る作家の全貌を求め、中短篇を編んだ。『幼い廃園』(デビュー作)、『石のニンフ達』(文學界新人賞受賞作)、『誰かが触った』(芥川賞受賞作)、『やわらかい兇器』、『小舟の上で』、『待っている時間』、『私小説家の私事』を含む33篇。

著者等紹介

宮原昭夫[ミヤハラアキオ]
1932年、神奈川県横浜市生まれ。1966年『石のニンフ達』において第23回文學界新人賞受賞。1972年『誰かが触った』において第67回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宮月中

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再読。宮原昭夫の著作はほとんど絶版で、もっと広く読まれて然るべき作家なのにと毎回惜しくなる。「幼い廃園」は、戦時教育にうかされた少年の、絞り出すように発した兵隊志願が終戦と重なる話。空虚さが余韻として残る。「石のニンフ達」は熱病じみた女生徒達のフラストレーションの物語。主人公の関係復帰のため、生贄としてデートをすっぽかされる大学生が哀れであるも痛快極まりない。 宮原昭夫は「本人も気付いていない心の変化やざわつき」を描かせたらもう天下一品。読みやすくてユーモアもたっぷり! もっと評価されていい人だと思う。 2020/02/20

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