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出版社内容情報
噎せ返るような怪異と退廃の意匠が散りばめられ、倒錯の欲望が渦巻く矩形の画幅。まどろみの表情に忍び寄る死の影、躯と化した美麗なる男女が繰り広げる終わりなき性愛遊技。
著者等紹介
山本タカト[ヤマモトタカト]
1960年1月15日秋田県に生まれる。1983年東京造形大学絵画科卒業。1994年頃より“浮世絵ポップ”様式を発展させ洗練させた“平成耽美主義”様式を打ち出し、主に耽美小説、幻想小説、官能小説、時代小説などの挿絵の他、文芸誌や単行本などの表紙絵、広告用イラストレーションを描いている。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員、国際浮世絵学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roy
22
★★★★★ 嗚呼地獄絵図。この画集全てが排泄物である。少年少女は眉間に皺を寄せ、苦悶の表情を浮かべながら自傷を夢想する。辿り着くその先には快楽。美しい自分自身のへの恍惚。そして何がうんこだかと言うと、その一連の行為が僕には排泄行為と重なり、出てきた物はうんこと同義であるということ。うんこは臭くて汚くて触りたくもないけれど、立派な肥料になるのである。美しい丈夫な花を咲かせようと思うなら、肥料は必要不可欠。自分を彩るうんこさえも美しく思う。ああ、ナルシス。2009/07/13
Gin&Tonic
7
再読。エロティック&残酷&妖艶美麗。2015/05/03
ころぶ
3
エロスとは、禁断であるからこそ、想像力を育むのではないでしょうか? 理屈はともかく、山本タカト画集は妖しい色気が充満しています。2011/10/10
めっちー
2
初心者が初めて彼の画集を見るとしたら、これから見た方がいいですね。浮世絵風、西洋、昔話、エログロ等バラエティーに富んでます。ビアズリーの影響を受けてるのがよくわかります。
0
★★★★☆ 耽美的な美少年が好きな人にお勧め2011/07/14