内容説明
昔は、自分が東京を好きかどうかも考えていなかった。自分の国の良さを知ろうとするよりも、見たことのない幾多の土地を見てみたくて仕方なく、いつでもそこにある自分の故郷は魅力のないものだった。旅をして外国で暮らし、年月を経てわかったことがある。当たり前に過ごしてきた東京の時間、ステキなところは沢山ある、そして、行ったことのない国が沢山あるように、東京にもまだ私の知らない、疲れた心を癒してくれる安らぎの場所が沢山あった。大人少女、塩沢槇のヒーリング・シティ東京徹底探検・再発見ガイド。
目次
桜の春を楽しむ
隠り沼に安らぐ
果樹園を訪ねる
獣たちが静かに眠る博物館へ
懐かしの駄菓子屋さんへ
大衆酒場には人生がある
昔ながらの美味しいラーメン
おやじ食堂おふくろの味
朝ごはんを食べに出かける
古い喫茶店で時を過ごす〔ほか〕
著者等紹介
塩沢槇[シオザワマキ]
写真家、文筆家。1975年生まれ、東京都出身。駒澤大学文学部国文学科卒業。1999年~2000年にかけてロンドンへ留学。帰国後仕事を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルーベリー
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別な本で読んだ中目黒にある本屋さんの名前を控え忘れてたが、この本に出てきた。中目黒のカウブックスでした。2013/05/02
僕素朴
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両国の旧安田庭園、大泉学園の市川栗園、十条の斎藤酒場、東十条の定食屋みのや、高円寺のカフェ花鳥風月とPANCAKE DAYs、押上のパン屋カドなど、行きたい場所がたくさん。正方形に近い変形判や、昔っぽいきっちりしたレイアウトが、とんぼの本を思わせる。情報量が多く誠実な取材姿勢が感じられるし、人柄の伝わる、滋味ある文章。最近多い気がする内容の薄い待ち歩きイラストエッセイよりだんぜんこっち!癖かこだわりか知らないけどLondonやFish&Chipsなど一部の単語だけ英字表記にするのがなければもっといい。2010/08/06
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