内容説明
妻は自身の人工肛門を「天使の微笑み」と呼んだ―。「片足のあなたを置いて逝けない」が口癖だった妻へ、「一人」を生きはじめた作家が手向ける随想録。小説「真夜中の旅人」併録。
目次
天使の微笑み(一雫の涙;天子の微笑み;一人三役 ほか)
一周忌(三途の川;非実在と記憶;一周忌 ほか)
癌と文学
真夜中の旅人
著者等紹介
木下順一[キノシタジュンイチ]
1929年函館に生まれる。国学院大学中退。文部省図書館職員養成所卒。1962年タウン誌「街」創刊、発行者に。2005年2月号をもって休刊するまで四十三年間にわたって刊行を続ける。1997年第四十八回函館市文化賞、98年第三十二回北海道新聞文学賞(『湯潅師』河出書房新社)を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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