クロマ

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309904948
  • NDC分類 934
  • Cコード C0070

内容説明

エイズウィルスに冒され視力を失った世界で綴られたデレク・ジャーマンの“光と色”に関する遺作エッセイ。

目次

白は罪のない嘘をつく
影は色の女王
赤を目にして逆上する
薔薇物語と色の眠り
脳ミソ
マルシリオ・フィチーノ
緑色の指
錬金術の色
ハウ・ナウ・ブラウン・カウ
黄色の脅威〔ほか〕

著者等紹介

ジャーマン,デレク[ジャーマン,デレク][Jarman,Derek]
映画監督/画家/詩人/舞台美術家。1942年1月31日ノースウッド生まれ。母はインドの植民地で育ち、父はニュージーランド生まれの英国空軍の軍人だった。1960年ロンドンのキングス・カレッジに入学、英国史と美術史を専攻する。1964年アメリカ旅行後、スレイド美術学校に入学、舞台美術の研究室に出入りするようになる。1968年ロイヤルバレエ団の『ジャズ・カレンダー』の舞台衣装、オペラ『ドン・ジョバンニ』の舞台美術を担当する。1969年最初の個展をリッスン・ギャラリーにて行う。1971年ケン・ラッセル監督の『肉体の悪魔』の美術を担当。1972年ケン・ラッセル監督の『狂えるメサイヤ』の美術を担当。この頃からスーパー8で映画を撮り始める。1975年最初の長編映画『セバスチャン』を監督。1994年2月19日、聖メアリ病院にて死去

川口隆夫[カワグチタカオ]
1962年佐賀県生まれ。上智大学イスパニア語学科卒。英字雑誌のライターなどを経て、映画の字幕など各種翻訳に携わる。主な字幕翻訳にグレッグ・アラキ『トータリー・ファックト・アップ』など。また、演劇・ダンスなど舞台活動も行っており、現在パフォーマーとしてダムタイプに参加している

津田留美子[ツダルミコ]
1972年神奈川県生まれ。上智大学フランス文学科卒。カルチャー雑誌の編集者を経て、現在、主に翻訳書籍の編集に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kodona Kuroki

1
エイズによる失明しながら色についてのエッセイであり、詩。 自らの寿命と失明をまじかに感じながら書かれたエッセイと言うよりは市に近い。 美しい文体と、消えゆく色と命。 最後まで、滅びの美がある。2025/03/13

彩菜

1
もう素晴らしいの一言。 色を手がかりに思考の翼がのびのび広がっていく。 此方でゲーテの話をしたかと思うと彼方ではクリュタイムネストラの絨毯を、プリニウスにフィチーノ、プロスぺロー、錬金術、マザッチオ、ホイッスラー、エリオット… 詩を読むような、万華鏡を覗くような読書になった。2018/03/21

ほたる

0
著者のデレク・ジャーマンの色について軽やかで楽しい語り口と数々の先人たちの原書からの引用は読んでいてとてもおもしろかったです。ここで引用された中で気になった本を読んでみたいと思います。2013/05/09

alie

0
黒から透明までの章の流れが、素晴らしい。2011/12/14

alie

0
黒から透明までの章の流れが、素晴らしい。

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