薔薇ひらく日を―『薔薇族』と共に歩んだ30年

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309904559
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0095

内容説明

未知の世界(同性愛)をあなたに知ってほしい!何も悪いことをしていないのに、なぜ隠れて暮らすのか!同性愛雑誌の30年史。

目次

結婚のこと
ある青年の死に
僕の子供がホモだとしても
初めて知った本当の愛
いつでも帰っておいで
若いんだから弱音を吐くな
有名人はどうすればいいの
ぼくはもうこの世にいない
君は冬枯れの荒野を歩むか
若葉の季節に美しい恋を!〔ほか〕

著者等紹介

伊藤文学[イトウブンガク]
昭和7年3月19日、東京青山の隠田に生まれたが、お宮まいりの頃、下北沢に移り住み、今もずっと、同じところに住んでいる。世田谷区立代沢小学校、私立世田谷学園、駒沢大学文学部国文科卒業。学生時代に大学歌人会を興し活躍。歌集『渦』がある。昭和39年『ぼくどうして涙がでるの』(第二書房刊)は、末の妹の紀子(みちこ)の心臓病との闘病生活と、同じ部屋の芳っちゃん(五歳)との心の交流を描いたドキュメントで、テレビドラマ化、NHKでラジオドラマ化され、昭和40年度芸術祭参加作品として日活で映画化、映画もヒットし、本もベストセラーとなって、心臓病の啓蒙に多大の貢献をした。昭和40年頃より、同性愛の問題にとりくみ昭和46年7月、日本で初の同性愛専門誌『薔薇族』を創刊、同性愛者への差別や偏見をなくし、同性愛者自身の自覚を促す運動を続けている。エイズに対しては積極的に取り組み、エイズ予防を呼びかけている
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感想・レビュー

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Michio Arai

8
薔薇族は日本初のゲイ専門雑誌。 祖父が篤志家の軍人で吉原の遊女の解放に尽力したり、息子の名前にする程の文学好きの実父パールバック「大地」やヒトラー「我が闘争」、大川周明だとかを出版した第二書房を創業したりで、要はお坊ちゃん育ち。先天性の心臓病で二十歳過ぎで夭折する妹を労ったりもして優しい性格の人。 息子の代になって我が闘争から薔薇族に転換するところが面白いところだけど、そこは進取の気性。今日から見たらゲイ暗黒の時代に、ゲイは決して異常性欲者だとか精神異常者ではないと全国の悩めるゲイ民に親身に接している。2019/10/13

おかーきゃん

1
図書館本2015/08/28

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