内容説明
詩人校長といわれて、わが国教育の前進に不滅の功績を刻み、退任後も烈々のほのおをもやして、日本文学教育連盟会長、朝日小学生新聞作品選者、財団法人平和協会児童部顧問として、いまも第一戦に活躍する著者が、令傘寿を迎えて、これまでの多数の著書とは別に、荘大な構想のもとに書きおろす人生とは何か、教育とは何か、こどもとは何か、教育者とは何なのか、を軸とするはば広い深遠な世界を、詩人教育者の思考と感性を通してゆたかにのぞかせている。本書は、そのいくつかの、プロローグの一つである。
目次
1 死のほのお
2 願わくは花のもと
3 星空の道遠く
4 心の渓深く(詩より導かれる教育;創造の詩教育;教師のための児童詩教育;氷川学校図書館記;創造の文学教育 ほか)
5 傘寿山青く
6 富士残照
7 妻の死
8 ローソクの火の消えるとき